多摩市民に親しまれてきた落合の多摩美術大学美術館が3月31日(金)で閉館、移転する。
同館担当者によると、来月1日(水)から始まる同大学博士課程で学ぶ学生らの作品展が現所在地での最後の展覧会になるという(15日(水)まで)。
前身を含めると、60年近い歴史をもつ同美術館。2000年に多摩センター駅に近い現地に開設され、これまで絵画や彫刻のほか、工芸、建築などさまざまなジャンルの展覧会を開催し、人気を博してきた。
移転先は未定で、担当者は「長い間、地域の多くの方に足を運んでいただいてきた。感謝したい。移転先にも立ち寄ってもらえれば」と話している。
多摩センターエリアで最後の展覧会となる「多摩美術大学博士課程展2023」は午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)、火曜休館で入場無料。問い合わせは同館【電話】042・357・1251まで。