逗子葉山に新しい名産「ブルーベリー」を目指す・飲食店経営者が観光農園作りたい!クラファンにも挑戦!

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逗子葉山に新しい名産「ブルーベリー」を目指す・飲食店経営者が観光農園作りたい!クラファンにも挑戦!
準備に奔走する愛さん

 逗子市で居酒屋「山や」「ズシサカバアリア」を営む愛良人(あいながと)さんが、葉山町でブルーベリー観光農園を設立する。名産品創出と持続可能な農業の両立、そして飲食店とのコラボで地域の魅力発信に繋げたい考え。クラウドファンディングにも挑戦中だ。

 飲食店の営業が制限されたコロナ禍でいち早くテイクアウトやデリバリーに取り組んだ愛さん。葉山町で義父の農業を手伝いながら、とれたて葉山・三浦産野菜を使ったピクルスを製造販売したり、それらを陳列した自動販売機を設置するなど、様々なアイデアで事業を展開している。

 ブルーベリーと出会ったのもこの時期だった。「農業を通じて廃棄問題や収入が少ないことによる荒廃農地の増加などに意識を持つようになった」。書籍を通じてブルーベリーがイチゴなどと比べて病害虫に強く、収穫量も毎年約2倍になることを知った。千葉県で水耕栽培に取り組む農園を訪れたところ、大粒でみずみずしいブルーベリーの味に感動したという。水やりや施肥は機械化され、収穫や剪定以外は人手がかからないのが特徴だ。

 ちょうど、知り合いのつてで葉山町木古庭に日当たりの良い1500平米の農地と出会い、農園開設を決めた。

500本の苗木を設置し、実がなる6〜9月に観光農園として開放する。中学生以上2千円、園児は500円で食べ放題(90分)とし、持ち帰りも別料金で提供する予定。ただ、初年度は木を強くする目的で葉芽をカットするため、来年6月の本格開園を目指す。

コラボメニューも

 「葉山といえば海だが、山側の魅力も伝えたい」と語るように、葉山の新たな名産品化を視野に入れる。農園には飲食スペースを設けるほか、自分の店だけでなく、地元の飲食店ともコラボしブルーベリーを使ったメニュー開発も行う。

 「ここで持続可能な農業のモデルができれば、他の荒れてしまった農地でも応用できる。ゆくゆくは広げていけたら」と愛さんは展望を語る。

 現在、自動給水システム費、防鳥ネット施工費、簡易トイレ等の諸経費をクラウドファンディングで募っている。詳細は【URL】https://readyfor.jp/projects/yamayabb

住所

神奈川県逗子市居酒屋 山や

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公開日:2023-04-29

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