金沢区の地元有志が制作を進めてきたご当地かるた「カナかる!」がこのほど完成した。歴史や環境・資源、グルメなど、金沢区にまつわるネタを盛り込んだ絵札・読み札が46枚ずつあり、4月23日(日)から区内各店舗やウェブショップで販売を開始する。同日には大会も企画しており、制作したメンバーは多くの参加を呼びかけている。
「カナかる!」は、「金沢区のご当地かるたを作りたい」という思いに賛同したメンバーが制作。昨年夏ごろから企画・運営チームを立ち上げ、準備を進めてきた。
現在のメンバーは発起人の山崎真実さん(デザイン・アートディレクション担当)、二見翼さん(イラスト原画・営業担当)、竹岡望さん(PR担当)、浅葉弾さん(ネタ・イベント担当)、渡邉紀さん(会計・マーケティング担当)の5人。資金は9月から10月にかけてクラウドファンディングで募り、目標の100万円を超える約144万円の資金が集まった。
札に採用するネタも、イベントやオンラインで募った。メンバーが考案したものも含めて約60のネタから検討し、各46枚の絵札・読み札を制作。「広重さま 金沢八景を 有名にしてくれて ありがとう」や「LINKAI横浜金沢 一三〇〇以上の 企業が力を あわせて活躍中」など、地元が誇れる自慢や地元ゆかりの企業についてなど、金沢区ならではの札となっている。原画を担当した二見さんは「自分も作りながら金沢区のことを学んだ。完成して最高の気持ち」と話す。
23日に大会、販売も
完成を記念し、23日にお披露目会と初の大会を開く。会場はアサバ・アートスクエア=金沢町205=で、午後1時から4時頃まで。同日から販売も始め、全ての絵札・読み札の展示やオリジナルのマイバッグ作りワークショップも行う。
大会は2時頃からの予定。年齢問わず参加が可能で、当日会場で参加を受け付ける。「金沢区の文化にしていきたいし、かるたを通して金沢区の知名度アップにつながれば」と山崎さん。大会は定期的に企画する予定で、その他イベント出展や児童施設などへの無料提供なども検討し、さまざまな形で地域に普及させていく。
販売価格は税込1600円。販売場所などの詳細は「カナかる!」HPを参照。