城下町、宿場町として栄えた小田原。その伝統を今に受け継ぐ「老舗」も小田原の魅力です。今回は、地元で愛され続ける店舗をご紹介。ここでは、駅弁の老舗「東華軒」をレポートします。※掲載情報は2023年3月現在のものです。最新の情報は各店舗にてご確認ください。
東海道線で初の駅弁 明治から続くロングセラーも
小田原駅東口ロータリーのすぐ横、オレンジ色のちょっとレトロな看板が目印です。小さなお店といっても侮るなかれ。鉄道「東海道線」で初めて駅弁を販売した「東華軒」の直営売店です。
横浜ー国府津間に東海道線が開通した明治20(1887)年の翌年に、国府津駅構内で売り出した〝竹の皮に包んだおにぎり〟が第1号。明治に販売を開始した「鯛めし」「小鯵押寿司」は、今なお愛され続けるロングセラーです。
- 「東華軒自慢のお弁当をいろいろ取り揃えています。小田原のまち歩きのお供に、お土産に、ぜひお立ち寄りください♪」
伝統を守りつつ、最新設備の自社工場でひとつひとつ丁寧に作られています。
地元ファン多し!東華軒のおかず人気ナンバー1!!
- とりそぼろ 280円
ほろほろの鶏ひき肉に歯ごたえのよいタケノコ。甘めの味付けでご飯がすすみます。東華軒のスタッフさんによると、「うどんのトッピングや、パンにのせてチーズと一緒に温めても美味しいです」。ぜひご賞味あれ!
大正中期の 「御辯當」のかけ紙
路線図や地図とともに名所温泉案内として「小田原町」「箱根湯本」「芦ノ湖」などの文字も。