稲岡町の神奈川歯科大キャンパスで「夏の桜」とも呼ばれるアフリカ原産で世界三大花木のひとつであるジャカランダが可憐な花を咲かせている。
6月11日㈰には、市民感謝イベント「第8回ジャカランダFestival」があり、訪れる人を楽しませてくれそうだ。
ジャカランダはブラジルの国樹でもあり、熱帯地方に分布。国内では九州など比較的温暖な地域で栽培例があるが、同大では気候や日当たりに恵まれるなどの条件がそろい、2本の木が毎年花をつけている。同大の関係者によれば、温暖化の影響で開花時期が少しずつ早まっているという。
美しい青紫色の花弁が鈴なりに咲く様子が桐の花に似ていることから「桐もどき」の和名もある。オランダの画家、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に描かれている青いターバンの色に似ていることから「フェルメールブルー」とも称される。
同日のフェスでは、同大の特任教授で元横綱の貴乃花光司さんによるちゃんこ鍋の振る舞いや元宝塚歌劇団男役の星条海斗さんらによる無料コンサートが楽しめる(午前10時から入口警備室前で整理券配布)。
イベントや開花状況等の問い合わせは、同大総務部総務課、046・822・8751(平日午前11時から午後3時)