「長尾の里あじさいまつり」
「あじさい寺」の名で親しまれる妙楽寺(長尾3の9の3)で6月18日(日)、「長尾の里あじさいまつり」が開かれる。主催は同実行委員会。多摩区観光協会が後援する。
2023年で25回目となる恒例のまつり。同寺の境内に咲き誇る28種、約1千株のアジサイを楽しみに毎年多くの人が訪れる。今シーズンのアジサイについて溝江光運住職は、「色付き、花付きがとても良い。例年よりも咲きが早く、あじさいまつりの日は、まさに見ごろ」と微笑む。
野点も復活
まつりは長尾こども太鼓の演奏で幕開け。地元町会や協力団体による地場産野菜や菓子、飲み物、軽食の販売のほか、長尾町会環境美化部によるアジサイ苗の販売も。加えて、コロナ前に行っていた野点も4年ぶりに復活する。実行委員長で長尾町会会長の井田良一さんは「今年は今までなかった食べ物の販売もあり、よりいっそうまつりを楽しんでいただける。また、同時に町会の取り組みも皆さんに知ってもらえたら」と話す。
同寺に向かう道路沿いにもアジサイが並ぶ。6月3日には長尾の里あじさい保存会と長尾町会環境美化部、地域のボランティアが下草刈りや清掃をし寺を訪れる人々を迎える準備を整えた。保存会の井田光政会長は「これで気持ちよく皆さんをお迎えできる。当日は野点でお茶を召し上がり、静かに花を堪能してもらえたら」と思いを語る。
交通機関の利用を
まつりの開催時間は午前9時30分から午後1時まで。雨天決行。駐車場はない。
当日はJR久地駅・妙楽寺間をコミュニティバス「あじさい号」直行便が臨時運行。あじさい寺バス停前近くでは、「あじさい号がんばれバザール」やフルート演奏がある。
問い合わせは【電話】044・922・3653。