日本のテニス界を牽引!町田市の「つくし野テニスカレッジ」総支配人・宮坂元人さんにその魅力を聞く!

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日本のテニス界を牽引!町田市の「つくし野テニスカレッジ」総支配人・宮坂元人さんにその魅力を聞く!

田園都市線つくし野駅から徒歩2分にある「つくし野テニスカレッジ」。田園風景が広がる住宅街で50年続く老舗テニスクラブだ。支配人を務めるのは、元プロテニスプレーヤーの宮坂元人さん。引退後もテニスに関わり続け、仕事で日本全国のテニス施設を回り築いた豊富な人脈や、プロコーチとして積み上げた信頼は国内にとどまらず、ヨーロッパやアジアなど、テニス界の第一人者たちとの交流も深い。

テニス界を牽引すべく挑戦し続ける宮坂さんに話を聞いた。

風を感じる生涯スポーツ

「テニスは生涯スポーツ。より生活が健康的で楽しくなる要素がたくさんあります。最近はインドアテニスも増えていますが、自然の風を感じながら体を動かすのは気持ちがいいですよ」と話す宮坂さん。

  • つくし野テニスカレッジは、無音稼動の開閉式ルーフ付きコート3面を完備。インドアとアウトドアの“いいとこどり”だ。小雨をしのぎながら、屋外でのプレイを楽しめる。町田市つくし野で老舗のテニスクラブだ。

住宅街の中にある屋根付き屋外テニスコート

宮坂さんは、つくし野テニスカレッジのある町田市出身。小学4年生でテニスを始め、高校3年生の時からプロも参加する大会に出場を開始。大学卒業後3年間、ジュニア選手を指導しながら自身の選手活動を行った。

ヨネックスでジュニア選手の発掘育成をサポート

引退後は、自身が中学生の時から愛用していたヨネックス㈱に入社。ラケットやストリング(ガット)の新製品開発で、選手としての感覚を生かしテスターを務めた。「素材の強度など、数値だけではわからないラケットの特徴を掴んでいく作業。1本を売り出すために、試作品を何百本もつくる」と当時を振り返る。

同社では2011年から、世界で活躍する選手の育成を図るため、中学生以下を対象としたキャンプ「YONEX VAMOS・J」プログラムをスタート。世界レベルの元・現役プロプレーヤーが指導者に加わり、国内や世界を会場にして今も開催されている。試合とクリニックを融合させ、技術力と実践力を磨くもので、宮坂さんは当時、ジュニアキャンプのアシスタントディレクターを兼務した。

  • 宮坂さんは1000人を超えるジュニア選手の発掘・育成をサポート。中には2023年7月のウィンブルドン選手権に出場した島袋将選手や、2022年全日本選手権優勝の坂詰姫野選手などがいたという。

「多くの子どもたちに出会いました。自分が現役を引退したとき、全く違う業界に行くこともできたけど、もったいないなと思った。それまでに選手として培ったものを生かしたいと考えていたので。でも、長く企業で働くうちに、自社商品のエンドユーザーに、プロコーチとして関わりたいという気持ちが生まれてしまって」

10年間働いたヨネックス㈱を退社後は、全日本やグランドスラムを目指すジュニア選手が集まる「岐阜インターナショナルテニスクラブ」でプロコーチに転身した。

コーチのプロとして粘り強く、選手に寄り添う

「あの頃は、プロならどんな質問にも答えなくてはいけないと考えていました。テニスの技術に関してはもちろんですが、マネジメント論やコーチング論など、さまざまなジャンルの本を読み勉強しました。人に何かを伝えるときの言葉やタイミングをすごく意識していましたね」

  • 豊富な知識とブレないメンタルで、選手たちに粘り強く寄り添い、2022年には日本一を決める全日本ジュニア、全国小学生テニス選手権の2大会で優勝者を輩出した。

プロコーチとしての実績を積む中で印象的だったことがある。選手たちが日々研鑽し、才能を開花させていくなかでコーチとしてやりがいを感じたのは、素質ある選手を全国優勝に導くことよりも、地区大会を初戦敗退してしまっていた選手を岐阜県優勝に導くことだったという。

 

「ジュニア選手たちは大会の一勝一敗で、その後のテニス人生が変わってしまう。大会の大きさには関係なく、とても責任を感じていました。そんな中で、試合前から自信を無くしてしまうのは、地区大会で敗退経験がある子だったりします。でも、勝負に絶対はない。1%でも勝てる可能性があれば、「ぜったい勝てる」って声をかけます。「勝てる」って思って挑んだ勝負なら、負けても結果に対する考え方が変わってくる。成長していけるんです。それに、試合後のコーチの言葉のかけ方1つで試合結果の価値は変わりますからね」

  • 長年、選手たちと真摯に向き合うことで重ねた信頼は、自分への自信にもつながっている。

※中央の写真は世界ジュニアランキング165位(2023年9月現在)のジョーンズ怜音選手、全日本選手権シングルス優勝の坂詰姫野選手、プロテニスプレーヤーの長谷川愛依選手、全日本学生選手権大会(インカレ)でシングルス優勝した藤原智也選手

「テニスを通じて前向きな気持ちを感じてほしい」

そんな宮坂さんが、次に挑戦しているのは、つくし野テニスカレッジの総支配人として、テニスの普及を通じ利用者に充実した日々を感じてもらうこと。

テニスを通じて、心と身体の健康や日々の小さな達成感を感じてほしい。それが前向きな気持ちや人とつながるモチベーションにもなります。テニスをやってみたい、長く続けたいという人に寄り添えるクラブでありたいと考えています

宮坂さんの挑戦は続く。

住所

東京都町田市つくし野4丁目16−1

問い合わせ

つくし野テニスカレッジ

電話

042-795-5773

042-795-5773

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公開日:2023-09-29

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