令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?
最近よく「ガチ中華」という言葉を耳にします。ガチ中華について多くの記事を出しているウェブメディア『東京ディープチャイナ』によると、「海を渡って日本に来た中国語圏の人々が提供する料理のこと」で、「従来日本人たちが親しんできた中国料理とは”別物”で、故郷を懐かしみ、自分たちの好みに合わせた本場の味」とのこと(一部筆者加筆)。詳しくは同メディア等で調べていただきたいですが、エリアとしては、池袋を中心に御徒町、川口、蒲田などに多く、横浜はそのなかに含まれないようです。
実は、上記のエリアでシュウマイリサーチをする際、戦前からある町中華や老舗中華で巡り会うことが多い一方、このガチ中華のお店にシュウマイが置いてあることも少なくありません。残念ながら、メインはその土地の名物料理を打ち出していることが多く、シュウマイの存在感は薄めですが、その土地や料理人の個性が生きたシュウマイが用意され、これはこれで面白い。「ガチ中華シュウマイ」を掘り下げるのも今後のテーマにしたいと思っています。
と、原稿を書きながら思いついたのですが、横浜における中華料理は、明治期に中国の人たちが横浜に暮らしはじめ、その人たち向けに本場料理を出し始めたのがはじまり。ある意味ガチ中華?そのなかの人気料理として育った「シュウマイ」は、見方によってはガチ中華料理の元祖、とも言えるのではないかと…ちょっと強引ですかね。