2023年にオープン20周年を迎えた「秋本道場」の20周年パーティに潜入したら、名だたる格闘家たちがお祝いにやってきました！

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　相模原市緑区橋本でオープン20周年を迎えた秋本道場JUNGLE　JUNCTIONは、プロ修斗（総合格闘技）フェザー級で元世界ランキング1位、コンバットレスリング等で12大会連続優勝と無類の強さを誇った秋本じんさんが2003年にオープンした道場です。

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相模原市

　2023年11月上旬に行われた20周年記念パーティには、秋本代表と共に時代を作った名だたる格闘家や盟友、道場関係者らが集まりました。来賓、ゲストとして登場した方を一部紹介します。

秋本道場の門を叩いて20年　相模原市議会議員・西田悠人さん

西田「私が秋本道場の門を叩いのが6歳の時で、そこから20年たち26歳になりました。20年前に道場生だった人たちが20年経ってもこうやって集まってきて、つながりが途絶えていないというのがすごい。これも秋本会長の人望であり、それを支えている皆様のおかげ。このつながりのまま30、40、50周年を迎えられたらうれしい」

プロ格闘家でトライデントジム代表・森修さん

森「32歳の時にキックボクシングを引退して、趣味のつもりで秋本道場に入会した。当時はPRIDEが流行っていて選手志望の人が多く、32歳で頑張るって言ってもなかなか難しかった。しかし、仁さんはじめ先輩方の励ましもあってなんとか続けることができた。今は自分でジムをやっていて、本当に秋本道場の皆さんには感謝しかない」

秋本「自分の可能性ってわからない。森さんはキックボクシング、打撃しかやってこなくて、自分でも打撃の選手と思っていたと思う。今じゃ逆。寝技のすごい人になっている。人生って何が起こるかわからないし、どういう可能性を秘めているかわからない。人生はチャレンジ。自分の限界を決めないでどんどんチャレンジしないと人生もったいない。そういう意味で見本になる人が森さん」

ZST初代バンタム級チャンピオン藤原敬典さん

藤原「仁さんは型にはめようとしない。総合だから寝技をやれってことはなくて、もともとキックボクシングがベースのスタイルを、どうやって総合で出すかを考えてくれた。その影響もあってか３歳の子育てをしていて、子どもの個性を見てそれに合わせてこっちが手助けしてあげるいうのをやっていけていると思う」

秋本「藤原は器用な男で秋本道場のロゴデザインもやってくれて、多彩なセンスを持っている。そして、ずっと秋本道場を支えてくれた。指導者でもあり看板選手でもあった。みんな特別だけど特に特別な存在。藤原はZSTのチャンピオンを6年間守り続けた。そして色々な団体がある中でレベルが高い修斗にZSTのチャンプとして出ていった。修斗のリングでKOした時はうれしかった。強さを証明してくれた1試合だった。これからもファミリーのような関係で一緒にやっていきたい」

キングオブパンクラシスト　竹内出さん

竹内「週の半分は秋本道場で練習してた。秋本道場がなかったら僕の格闘技人生はなかった。秋本さんには感謝しかない」

秋本「男として、格闘家としての強さは、パンチが強いとか、力強いとか、たくましさだと思っていて、そういう意味では俺は竹内の足元にも及ばない。何があっても相手を制圧して勝つ。難攻不落の要塞。常にストイックにやっている怖さがあった。五味しかり、秋本しかり、必ずセコンドには竹内がいる。竹内は選手でもすごいんだけど、的確な指示、その選手ができる指示を冷静に出してくれる。一緒に優勝したりできたのは、竹内がセコンドを務めてくれたから」

PRIDE初代ライト級王者　五味隆典さん

五味「アルバイトも練習もお世話していただいて、20代の前半は秋本さんとよく喧嘩しました。秋本さん頑固なので、よくお説教くらって。でもアルバイトから練習まで全部面倒見ていただいていました」

秋本「五味は最初に入ってきた瞬間から強い、強くなるってわかった男だった。修斗を見て佐藤ルミナに憧れて、世界一になるしかないって格闘技を始めて、その通り実現しちゃった。プールで一緒にアルバイトしている時も、『アルバイトなんてしているようじゃ最強にはなれない、スーパースターにはなれない』って言ってバイトに来なくなった。退路をたって格闘技一本なんだって言って実現する男。密かに痛い目見るぞと思ってたけど、そんなのもろともせずPRIDEでチャンピオンになった。俺は五味には燃え尽きるまでやってほしいと思っていて、エキシビジョンかもしれないけど、メイウェザー・ジュニアかパッキャオとやってほしい。そういう夢がある。実力と名前で彼らと試合できるのは五味しかいない。まだまだ突っ走ってほしい」

五味「体重が落ちないんだよ笑」

秋本「痩せろよ。だって1億円くらいもらえるでしょ」

五味「子どもの前でお金の話はやめてよ」

秋本「夢だよ。100万円目指す選手より1億円目指す選手の方が絶対に大物になるよ笑」

支えてきてくれた皆さんに感謝したい

　当日は現役の道場生やキッズもたくさん参加し、柔術や総合格闘技、キッズレスリングのデモンストレーションが行われ、会場は盛り上がりをみせました。秋本代表は「道場を作った時は強くなるためにという思いが強かったが、20年の歴史で格闘技だけではない多くの出会いがあった。支えてきてくれた皆さんに感謝したい」と振り返りました。