道真にちなみ初の筆供養
港南区の永谷天満宮(川辺浩司宮司)は1月25日、筆を焚き上げる筆供養を行った。筆供養は各地の天満宮で行われている行事だが、同天満宮が行うのは初。事前に参拝者などから集められた使い古しの筆、約200本が炎の中に投げ入れられた。
天満宮は菅原道真を祭るが、道真は学問の神様、和歌の神様、書の神様とされる人物。いずれも筆に関わりのあるものであり、同天満宮でも道真にちなみ今年から筆供養を行うこととなった。
川辺宮司によると、筆の供養には二つの意味があるという。一つ目は筆に毛を使われた動物に対する御霊の供養。そしてもう一つが、長く使った物に対しての感謝だ。
筆や鉛筆など プラスチック製品は不可
同天満宮は来年も筆供養を行うとしており、1年を通して参拝者から筆を集める予定。集まった筆は来年の1月に焚き上げられる。また、筆に限らず鉛筆なども受け付けるという。(ただし、ボールペンなどプラスチック製のものは不可)。供養についての問い合わせは同天満宮【電話】045・844・7244(社務所)まで。