乗り物に運ばれて薄暗い迷路を進むと、星がきらめく宇宙や怪しく浮かび上がる遊園地、カラフルな街では扉がバタバタ、時計の針が逆回転。扉が開くたびに、夢の中のような不思議な世界が次々と現れる。地域の小中学生手作りのライド(乗り物)型アトラクションが、2月10日(土)まで大楽寺町の元八王子子ども・若者育成支援センター(旧元八王子児童館)で稼働している。
「ハッピーライド」と名付けられたこのアトラクションは、同センターが主催する冬の恒例行事。「寒い季節に室内で楽しめるイベントを」と2011年に始まった。当初はお化け屋敷を作っていたが、最近は「ハッピーで癒される」をテーマに制作されている。
仕掛けも満載
今年も元八王子小、元八王子東小、元八王子中、四谷中の児童・生徒が企画から制作、運営まで担当。「ハッピーで癒される、でもちょっとドキドキ」をテーマに、段ボールで作った城や本物の水が流れる滝、遠近法で描かれた錯視の部屋など、蛍光絵の具やブラックライトなどを駆使して不思議な世界を創り出した。
1月31日にリハーサルを行い、アテンドやアナウンス、裏方の仕掛けなど一連の流れを確認。実行委員の大田美羽さん(元八王子東小5年)と福田百花さん(同)は「お客さんに、来てよかったと思ってもらいたい」と口を揃え、時心優さん(元八王子中2年)は「楽しんでもらえるように本番を頑張りたい」と気合を込めた。
幼児(要保護者同伴)から高校生まで、無料で乗車できる。開催時間や各回(先着10人)の申し込みは同センター【電話】042・625・6484。