学校法人三幸学園横浜スイーツ&カフェ専門学校=西神奈川=の学生が運営するカフェ「Café & Patisserie POUSSIN」が、6月13日に今年度の営業を始めた。
同校1階のカフェスペースで2年生が授業の一環として毎年カフェをオープンしている。メニュー開発から調理、価格設定や当日の接客などの店舗運営を学生が経験する。同校の担当者は、「卒業後に実際に働く場面を想定して、社会に出て活躍するための経験を積んでほしい」と目的を語る。
今年度のオープン初日となった当日は、卒業生や保護者らのほか地域住民も多く足を運び店前には行列ができた。昨年2年生だった卒業生3人組は、「お客さんがたくさんいて嬉しい。成長した姿は頼もしい限り」と後輩たちの活躍に目を細めた。近隣で暮らす女性は、「学生さんがやっていて雰囲気も良い。よく来るエリアなのでまた来店したい」と語る。「サラダの野菜の切り方など、細かいところもこだわっていてお店と遜色ない出来」と話すのは息子の誘いで来店した夫婦。「これからは家でも作ってもらいたいな」と微笑んだ。
在校生の岡田さんは、「実習と違い調理も失敗が許されないので、緊張感もあって貴重な体験になる」と振り返った。将来は自身のカフェを開くことが夢。「日本一を決める大会もあるのでそこで優勝して、日本で一番のコーヒー屋さんができたら嬉しいな」と笑顔を見せた。
店舗は7月以降も月3〜4回ほどのペースで営業予定。詳細は同校の公式SNSで確認を。