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【連載34】ちょっと役立つ口腔と歯の話:テーマ「腎不全と歯科治療」横浜市旭区・ふたまたがわ歯科口腔外科

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【連載34】ちょっと役立つ口腔と歯の話:テーマ「腎不全と歯科治療」横浜市旭区・ふたまたがわ歯科口腔外科

この連載は月1回、「ふたまたがわ歯科口腔外科」の中谷逸希院長が気になるお口のあれこれについてわかりやすく解説してくれるコーナーです。

今回は腎不全など腎臓が悪い方が歯科治療を受ける際の注意点をお伝えします。

腎臓は体内の老廃物を排出し、水分と電解質のバランスを保つ重要な器官です。腎不全とは、腎臓の機能が低下することで、それらの調整が難しくなる病気です。腎機能が低下すると、体内に老廃物が蓄積し、むくみ、疲れ、血圧の上昇、貧血などの症状が現れます。

腎不全の患者さんにとって、歯科治療は特に注意が必要です。腎不全の患者さんは免疫力が低下しやすく、感染症のリスクが高まります。そのため、歯科治療では感染源となりうる歯の治療と徹底したメンテナンスをすることで、口腔内の清潔を維持することが大切です。

さらに、腎機能の低下により、薬物の代謝が遅れるため、歯科治療で使用する薬剤の選択にも細心の注意が必要です。例えば、痛み止めや抗生剤など、薬の種類によっては腎機能を考慮した薬剤選択や減量など、安全に歯科治療を進める必要があります。

また、腎不全の患者さんは血液透析を受けていることもあります。透析日には抜歯などの外科処置は避け、腎臓内科医と連携を図り、歯科治療を行うタイミングをしっかりと計画することが重要です。

口腔は消化管の入り口で、全身疾患と密に関連しています。痛みの有無に関わらず、定期的にケアを行うことが大切です。

住所

神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50−14 コプレ二俣川 7F

問い合わせ

ふたまたがわ歯科口腔外科

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公開日:2024-08-15

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