令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?
7月20日(土)に行われた、神奈川大学のシュウマイ(シウマイ)講座の資料をまとめている際、ここ数年のシュウマイの変化や傾向を改めて整理していました。すると、コロナウイルス対策がひと段落したこともあり、シュウマイを主軸に提供する飲食店が明らかに増加していることがわかりました。シュウマイを少しでもメジャー化したい私としては非常に喜ばしいことではあります。
一方で、特に老舗中華を中心にシュウマイを出す店の姿が消えていることもわかってきました。コロナウイルス感染対策のための外出自粛をはじめ、店主の高齢化や後継者問題、再開発による立退など、理由はさまざまあるようです。
事業継承は、飲食店のみならず日本社会全体の課題でもありますが、老舗中華のなかには、日本のシュウマイ文化を語る上で欠かせない存在も多く、シュウマイ発祥の地・神奈川横浜にも数多く存在します。そうした店が幕を閉じる事例も出始めており、この流れはなんとか食い止めなければなりません。
このような状況下で、閉店のピンチを切り抜けたお店もあります。横浜・野毛の老舗町中華のひとつで、肉肉しいシュウマイが名物の「萬福」は、2年前の春に惜しまれつつ一旦閉店しましたが、同じく野毛の近隣の地で移転再開し、もちろんシュウマイも提供しています。
まさに、「シュウマイをつなぐ事業継承」。今後も増えていって欲しいです。