川崎フロンターレ選手会主催の「清掃、緑化・美化活動」が8月25日、等々力緑地周辺で行われた。選手やサポーター、市民ら約300人が参加し、多摩川河川名の標識の塗り替えや、「全国都市緑化かわさきフェア」に向けたパレット塗装、競技場周辺のごみ拾いを行った。
毎年恒例となっている清掃活動
毎年恒例となっている清掃活動。今年は川崎市市制100周年の記念事業の一つ「緑化フェア」(10月19日(土)から開催)を盛り上げようと、緑化・美化にも取り組むことに。当日は、家長昭博選手や高井幸大選手ら9人の選手が参加。選手と共にユニフォームを身にまとった子どもやサポーターらが複数のグループに分かれて、選手たちと会話をしたり、記念撮影をしながら、ごみを拾った。
昨年も参加したしたという麻生区在住の丸林拓真さん(小3)は「選手と一緒に活動ができて楽しかった」と笑顔で話した。母親の典さんは「こうした地域貢献活動はフロンターレならでは。いつまでも続けてほしい」と期待を寄せた。
最後には、参加選手が一堂に会し、スパイクなどの私物をプレゼントする抽選会が行われ、参加したサポーターらと全員で記念撮影をし、盛り上がりを見せた。
参加選手の声
今回初めて参加した山田新選手は「サポーターと一緒に作業できて良かった。日頃からの感謝を伝えられる機会になったので楽しかったし、貴重な経験になった」と笑顔で活動を振り返った。同じく今回初参加となったファン ウェルメスケルケン際選手は「いろいろなごみを拾えて良かったし、サポーターの皆さんと『このごみは燃えるもの?』と話をしながらごみの分別についても触れる良い機会になった。選手、家族、友人が集まって地域をきれいにすることは素晴らしいチームの取り組みだと思う」と活動への意義を語った。重ねて、ドイツのクラブでの経験を踏まえ「海外のクラブでは、試合外のこういった行事でファンと関わることはほとんどなかった。こうした取り組みは良いと思うし、海外でも取り入れていけばいいなと思った」とフロンターレ独自の取り組みを称賛した。