山口蓬春記念館(葉山町一色)は秋季特別展「魁夷と蓬春 美への眼差し―二人の日本画と珠玉のコレクション―」を開催している。期間は11月24日㈰まで(前期・後期で展示替えを予定)。
蓬春(1893~1971)と魁夷(1908~1999)は世代は異なるが、ともに日本画壇をけん引してきた画家どうし、親交が深った。
この展示会では二人が愛蔵した古美術の数々と蓬春と魁夷の日本画を合わせて展観することで交錯する二人の眼差しとその先にある美の姿を探る。
展示されるコレクションはローマ・ペルシャの鉢や瓶、中国の皿、彫刻など。日本の作品では俵屋宗達の伊勢物語図色紙などが陳列される。
また、蓬春の『秋』(1961/東京国立近代美術館蔵)や魁夷の『黄耀』(1961/東京国立近代美術館蔵)など自然をテーマに描いた二人の力作を鑑賞できる。
入館料は一般600円。高校生以下は無料、団体、障害者割引あり。
月曜日休館(祝日除く・月曜祝日の場合、翌火曜日休み)。
問い合わせは同館☎046・875・6094。