首都圏からアクセス抜群の秦野市。特にヒルクライムの聖地で、表尾根縦走の拠点である「ヤビツ峠」は行楽シーズンに多くの人が訪れる人気スポットです。今回は秦野市×スルガ銀行(株)の企画「はだくる」で、体力に自信がある秦野市職員2人をナビゲーターにヤビツ峠をサイクリングすると聞いて、記者も一緒に密着取材してきました!
- 「はだくる」とは?…秦野市とスルガ銀行が連携して実施する自転車を活用したシティプロモーション。「秦野に来る」と「はだのサイクル」という意味を込めて「はだくる」と名付けられました。2022年度から毎回異なるテーマを設定したコースを自転車で巡り、その様子をとスルガ銀行のSNSで情報発信を行う企画です。今回のテーマは「電動自転車でヤビツ峠サイクル」です。
市街地からヤビツ峠まで秋の訪れを楽しみながらグルメ、自然、歴史を思いっきり楽しむスケジュールです。斜面を登っていくのでかなりハードになると思いきや、2人の体力と電動自転車のパワーで最後まで笑顔の絶えない旅になりました。まずは秦野市街地からヤビツ峠の麓までを巡った前編をご紹介します!
スポット一覧
1.カルチャーパーク
2.にこにこパン工房
3.秦野駅
4.セブンイレブン秦野落合北店
5.小蓑毛の鳥居
1.カルチャーパーク
爽やかな空晴となった今日のスタートは、秦野市カルチャーパークから。小田急線秦野駅からバスで8分、渋沢駅からは10分ほどのアクセスです。
野球場、テニスコート、陸上競技場や市民プールを備える公園。カルチャーパーク脇を流れる水無川には、約1㎞にわたって桜が植えてあり開花時期には鮮やかなピンク色でカルチャーパークと水無川を彩ります。
電動自転車旅は初めてだという2人。体力には自信があるそうですが、ヤビツ峠まで無事にたどりつけるでしょうか?
2.にこにこパン工房
最初に訪れたのは、にこにこパン工房(秦野市清水町9の24)です。カルチャーパークから自転車で10分もかからなかったのではないでしょうか?
お目当ては大人気商品・「幻のクリームパン」。市職員の2人はお店のことは知っていたそうですが、幻のクリームパンは食べたことがないそう…。「幻」という響き、わくわくしますね!
「幻」の焼き印されたクリームパンをトングで持った感想は…「ずっしりしていて、あんパンかと思いました!」とのこと。どれだけ中身が詰まっているんでしょうか?
その他のお総菜パンもリーズナブルで美味しそうでした。屋外にはテラスもあるので、ゆっくりできるのでは。ぜひ一度、立ち寄ってほしいお店です。
3.秦野駅北口
次にやってきたのは秦野駅北口。
秦野駅北口は、公共交通機関で秦野市カルチャーパークや、浅間山、権現山、弘法山のハイキングをめざす人の起点となる場所。休日は、ハイカーやレジャー目的の団体で賑わっています。
北口で、秦野市ならではのスポットといえば「まほろばの泉」(秦野市大秦町1の1付近)です。
豊かな丹沢の山々の恵みにより育まれ、昭和60年(1985年)に「名水100選の地」に選定された秦野盆地湧水群。古くから人々の生活に密着してきた地下水は、郷土愛を込めて「秦野名水」と名付けられ多くの人々に親しまれるようになりました。市内には「名水の里秦野」を感じられる湧水スポットが多く点在し、まほろばの泉はその一つです。
- 取材メモ/この「まほろばの泉」の名称は一般の方から公募で募り2023年1月1日に決定しました。他にも「金剛の泉」(秦野市東田原999)、「大倉の清水」(秦野市堀山下1563付近)に名称がついています。いずれもサイクリングや山登りで立ち寄れるスポットなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
また、「まほろばの泉は、飲料水としての利用は推奨されてないんですよ」と市職員のお2人が豆知識を披露。なるほど…名水スポットは手洗い場や水汲み場など、場所によって推奨されている使い方があるので調べてから利用したいですね。
さて、これからはいよいよ市街中心地からヤビツ峠方面に向かっていきます。
4.セブンイレブン秦野落合北店
ヤビツ峠に向かう県道70号線が始まるのが、市内の「名古木(ながぬき)交差点」ここで立ち寄っておきたいのが、「セブイレブン秦野落合北店」です。
ここから先、ヤビツ峠レストハウスまでの道中にコンビニはありません。トイレ休憩や水分・食べ物の補給スポットとして、ヤビツ峠へ向かうサイクリストやハイカーが立ち寄っておきたいお店です。
お店の前には、自転車スタンドもバッチリ用意されていました。
2人はトイレ休憩とお水、エネルギーチャージのために軽食を購入。駐車場で御休憩を挟み、ヤビツ峠レストハウスを目指します。これからキツい上り坂が待っていますが「まだまだ大丈夫そうです!」と2人はにっこり。
- 取材メモ/店内にはサイクリストのために地図も貼り出されています。ヤビツ峠の麓の店舗ならではの特長ですね
5.小蓑毛の鳥居
ヤビツ峠レストハウスまでの道中を登っていくと、車道の真ん中に鎮座する鳥居を発見。ここは「小蓑毛の鳥居」です。「せっかくだから寄って行こう!」ということで、記念撮影をしました。
- 取材メモ/この鳥居は、古くから霊山(れいざん)として人々の信仰を集めてきた大山の神域を示すもの。以前は現在の場所より200mほど北側に上った蓑毛にあったそうですが、1961年からの県道拡張工事にともない現在の場所に移動しました。
秦野市在住・在勤の人は通ったことがあるかもしれませんが、道路の中央なので立ち寄る機会はあまりありませんよね。ふらっと気になった場所に立ち寄れるのも、サイクリングやハイキングならではの魅力です。
ここまで、5ヶ所が終了しました。市街からヤビツ峠の麓までをたっぷり満喫できましたね。ここから急斜面・急カーブが続いていきます。2人の体力は持つのでしょうか?ギアを1段階上げて、後半戦に進みましょう!