”かわうその郷”生まれ、優しい味わいのサブレ
難読地名として知られている藤沢市北西部の「獺郷」。「かわうそ」のさと、と書いて”おそごう”と読みます。名は体を表すといいますが、その昔、この辺りにもかわうそがいたのかもしれません。
今回は、そんな獺郷エリアで作られている藤沢のキュートな名産品、「かわうそサブレ」をご紹介します。地元にちなんだ可愛らしいお菓子で、お茶ともコーヒーとも相性抜群!お土産やちょっとした贈り物にも喜ばれること間違いなしの一品です。
神奈川ワークショップ「かわうそ工房」に潜入!
かわうその姿を模ったラブリーな見た目と、バター香る素朴で優しい味わいを楽しめる「かわうそサブレ」。獺郷にある焼き菓子専門工房「かわうそ工房」で、1枚1枚手作業で作られています。さっそく、かわうそサブレが作られる様子を見ていきましょう!
かわうそサブレのほか、パウンドケーキやクッキーなども製作している工房内では、ふわ~っとバターや砂糖の甘い香りが漂っています。社会福祉法人光友会の障害者就労支援事業所「神奈川ワークショップ」の一つである「かわうそ工房」。
お菓子の製造から包装の準備までひとつひとつ丁寧に手作業で行っています。「1円でもお金をいただくのであれば、しっかりしたものを」と妥協せず、品質にこだわって焼き上げているんだとか。
ふじさわ名産品認定品
味も見た目も楽しめ、地域性も光る「かわうそサブレ」の魅力は地元・藤沢市のお墨付き。「ふじさわ観光名産品」にも認定されています。
かわうそサブレができるまで
小麦粉、砂糖、卵、バター、アーモンドパウダーなどを混ぜ合わせた生地を、一定の薄さに伸ばしていきます。
生地を伸ばせたら、型抜きの作業に移ります。まずは、まるいフォルムに生地をくり抜き、かわうその輪郭を作ります。
次に、かわうその顔の押し型を上から「ポン!」そうすると……
じゃじゃーん!
「可愛すぎる…」。と、思わず力が抜けてしまうような、ゆる~く可愛い表情のかわうそサブレが姿を現しました。同じようにどんどん作業を進めていくと…
あっという間に仲間が増えていきます。
たくさん並ぶと可愛さも倍増ですね。型抜きした生地をオーブンで丁寧に焼き上げ、袋詰めすると…
ひょっこり。とっても可愛い「かわうそサブレ」の出来上がりです!
お買い求めは1枚から
こうして出来上がった「かわうそサブレ」は藤沢市内数カ所の販売店に並ぶほか、直接光友会からお取り寄せでもお求めいただけます。
お味はプレーンとローストピーナッツの2種類。食べ比べも楽しそうですね。
価格
- 1枚 135円(税込)
- 5枚 675円(税込)
- 10枚 1350円(税込)
- 20枚 2700円(税込)
「かわうそサブレ」5枚とクッキー1袋を詰め合わせた『かわうそセット』1,100円(税込み)も人気商品です。
販売場所
- 湘南藤沢スーベニールズ(南藤沢2-1-1フジサワ名店ビル地下1階)
- わいわい市藤沢店(亀井野2504)
- やまコス藤沢獺郷店(獺郷1234-1)
- スズキヤ鵠沼店(本鵠沼4-14-11)
お取り寄せのご注文は電話かメールで
0466-48-1503
kws@lfa.jp
記者レポ後記
取材時に試食させていただきましたが、サブレを見た瞬間、その愛らしさに悶絶。一口かじると、バターの芳醇な香りとサクサクとした食感が口の中に広がりとても美味でした。
食後のおやつやティータイム、コーヒーブレイクだけでなく、見た目もラブリーなので癒しが必要なデスクワークのお供にもぴったりです。工房職員の方は「メンバーみんなで生きがいを持って作業している。ぜひ手に取って美味しいと言ってもらえたら嬉しい」とお話していました。ちょっとした自分へのご褒美に、お土産に、ぜひお試しください!