第85回横浜キネマ倶楽部上映会では、1956年のキネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位に選ばれた『真昼の暗黒』を上映します。
実際の冤罪事件「八海事件」を題材に、今井正監督が社会の闇をリアリズムで描いた重厚な社会派ドラマです。
警察による暴力的な取調べ、冤罪に苦しむ人々とその家族の葛藤、そして法廷での闘争が緊迫感をもって展開されます。
脚本は『羅生門』『七人の侍』の橋本忍、音楽は『ゴジラ』で知られる伊福部昭が手がけています。
上映後には、実際に冤罪の犠牲者を救う活動を行っている団体「日本国民救援会 神奈川県本部」の事務局長・渡場大河さんによる講演が行われます。