ポーラ美術館(箱根町)の来館者が開館から23年で500万人を突破し、9月13日に記念セレモニーが行われた。
500万人目の来館となったのは、森田徳明さん(44・東京都)と坪倉恵子さん(40・横浜市)。イギリス人アーティストのライアン・ガンダーによる個展を目当てに訪れたという。
セレモニーでは、野口弘子館長から同館の名作選図録や招待券などの記念品が贈られた。これまで5回ほど同館を訪れたことがあるという森田さんは「素敵な美術館だと思っていたので、節目に立ち会えてうれしい」と話し、坪倉さんは「雨のなか早起きして来て良かった」と喜んだ。
野口館長は「500万人の達成は、お一人お一人のお客さまが足をお運びいただいた足跡の数に他ならない。自然とアートが精神的なよりどころとなり、人間の感情と情緒がますます重要になってくる、そんな豊かな社会をつくることに貢献していきたい」とあいさつした。