「赤い靴」や「七つの子」などで知られ「日本の童謡の父」とも呼ばれる作曲家・本居長世の没後80年記念コンサートが10月8日(水)、シリウス1階サブホールで開かれる。午後1時30分開演。入場無料。主催は「本居長世をうたう会」。
公演を主催する同会は1994年に発足した。代表を務める南林間在住の中新井昌子さん(82)はかつて保育士として勤め、子どもたちに「たんぽぽ」や「霜柱」など本居が手がけた童謡を歌って聞かせていたという。
そんな名曲の数々を愛し、「日本が誇る童謡を次の世代に渡そう」と、中新井さんは同じく南林間在住で本居の三女・若葉さん(故人)を顧問に迎え、同会を立ち上げた。
発足の翌年、本居の没後50年記念コンサートが市中央文化会館(当時)で開かれた。
あれから30年。かつては50人を超えた会員はしだいに減少し、平均年齢は70〜80代になった。
現在、およそ30人の会員が市内外から集まり、毎月第二水曜日、コミュニティセンター鶴間会館(鶴間2の12の35)で歌手の赤岡綾子さんを指導者に練習を続けている。
来月に控える没後80年記念コンサートでは、第一部で同会の会員らによる合唱のほか、本居の孫でピアニストの金子典子さんも駆け付け、演奏を披露する予定。
続く第二部では、赤岡さんの歌唱指導のもと、来場者全員で「四丁目の犬」、「青い眼の人形」など本居の代表曲を楽しく合唱する。
中新井さんは「若い世代の方もぜひお越しください」と話している。
問い合わせは【電話】046・274・4191中新井さん