城下町・宿場町として栄えた小田原には、古くから寄席の文化が息づいていました。その文化を受け継ぐ形で、2021年の小田原三の丸ホール開館を記念して「小田原三の丸ホール寄席囲い」が製作されたのです。
この寄席囲いは、小田原ふるさと大使も務める柳家三三師匠の落語会でお披露目されました。
11月10日㈪に開催する文化講演会(市民ホール文化事業実行委員会・小田原市主催)は全国各地の寄席舞台で高座を務めてきた三三師匠と、小田原三の丸ホールの寄席囲いの監修を行った橘右樂師匠をお迎えして、〝寄席囲い〟の奥深い世界を語っていただきます。
後半には、三三師匠いち押しの若手落語家による高座も。〝寄席囲い〟の魅力を知って、笑える、そして翌日には誰かにこの話をしたくなる、必聴の文化講演会です。
公演情報
●公演日時/2025年11月10日㈪、午後3時開演(午後2時15分開場)
●会場/小田原三の丸ホール 大ホール
●第1部/柳家三三がご案内「小田原三の丸ホール寄席囲い物語」。出演は小田原ふるさと大使・落語家の柳家三三師匠、橘流寄席文字伝承者・橘右樂師匠
●第2部/おだわら寄席。出演は三三師匠のいち押し!若手落語家・春風亭一花、柳家小太郎
●チケット/全席指定千円、未就学児入場不可
●窓口販売/小田原三の丸ホール(午前10時~午後8時/第1・3月曜日は休業)、ハルネ小田原街かど案内所(午前10時~午後7時)、南足柄市文化会館(午前9時~午後5時/毎週月曜休業)
※各販売所とも休業日、チケット在庫を確認の上ご来場を。三の丸ホール・Webチケットは24時間受付。
寄席囲いとは
寄席囲いとは、本来「寄席」ではないホールなどで、落語や芸能の趣向を楽しんでもらうために特別に設えられた大道具(舞台美術セット)のこと。

寄席囲い
小田原三の丸ホールの館長・大石時雄が、今回の文化講演会の開催にあたり、公演チラシに寄稿を寄せています。その寄稿の最後に「(寄席囲いの製作には)柳家三三師匠のアイディアと工夫が生かされ、そして橘右樂師匠の歴史的検証とお力添えを得て、日本一の寄席囲いがここに誕生しました(抜粋)」とあります。寄稿全文をぜひ三の丸ホール公演詳細ページ、チラシでお読みください。
文化講演会に関する問合せは、小田原三の丸ホール☎0465・20・4152へ。