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父のレンズ、子の足跡。藤沢の魅力を歩いて探すフォトグラファーSatoru Kohira 【後編】

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父のレンズ、子の足跡。藤沢の魅力を歩いて探すフォトグラファーSatoru Kohira 【後編】

3部作でお届けしてきたフォトグラファー、Satoru Kohiraさん特集もいよいよ最終回です。前編では彼の写真の原点を、中編では撮影現場の様子をご紹介しました。後編では、撮影同行時に計測した歩数計の結果から見えてきたこと、さらに撮影と健康の関係性、そして彼がファインダー越しに見つめる未来について語ります。

結果発表!一番の健脚は誰だ?歩数計が示したもの

左から、Satoruさん 1,400歩、hanaちゃん2,520歩、yuduちゃん2,951歩

約1時間の撮影を終え、いよいよ歩数計の結果発表です。気になる数字は…Satoruさんが「1,400歩」、hanaちゃんが「2,520歩」、そしてyuduちゃんが「2,951歩」!なんと、一番たくさん歩いたのは最年少のyuduちゃんでした。一点に留まりシャッターチャンスを待つカメラマン本人より、その周りで自由に世界を発見し、駆け回る子どもたちの方が多く歩いていたのです。

カメラは最高の健康器具?歩くことで拓ける視界

「良い写真を撮るためには、まず歩くことです」。Satoruさんはそう語ります。カメラ本体、交換レンズ2本、その他のアクセサリー。必要な機材を厳選しても、カメラバッグは、ずっしりと肩に食い込みます。しかし、その重さこそが、彼の創作活動と健康を支える原動力です。

厚生労働省が「健康日本21(第三次)」で推奨する1日の歩数目標は、成人男性で約8,000歩。Satoruさんにとって撮影日は、自然とこの目標に近づきます。「写真は独学で学びました。撮影ポイントを探す過程そのものが楽しい。歩くことで視点がかわり、今まで気づかなかった風景に出会えます」

ファインダーの先に続く、家族の物語

Satoru Kohiraさんの撮影現場は、愛と発見に満ちた空間でした。父のレンズは、娘たちの成長というかけがえのない「今」を切り取り、未来への贈り物とします。そして、その創作活動は、家族の健康と絆を育み、新たな人とのつながりを生み出していました。

彼のインスタグラムに並ぶ美しい写真たちは、こうした日々の積み重ねの、ほんの一片に過ぎません。私たちの日常にも、レンズを向ければ輝き出す瞬間がきっと眠っている。Satoruさんの生き方は、そう教えてくれているようでした。

プロフィール Satoru Kohira

藤沢市を拠点に活動する二児の父。娘の誕生をきっかけにカメラを手に取り、その成長と身近な風景を記録し続けている。日常に隠された美しい瞬間を捉える作風が人気を集め、フォトコンテストでの入選多数。写真を通じて仲間と出会い、写真展の開催など活動の幅を広げている。
Satoru Kohiraさんのアカウントはこちら https://www.instagram.com/satorukohira/

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住所

神奈川県藤沢市

公開日:2025-11-18

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