3・11を忘れない
2011年3月11日に起こった東日本大震災。震災が招いた福島第一原発の重大事故から9年が経とうとしています。政府の事故処理は遅々として進んでいないのが現状といえます。
事故の教訓を生かし、原発のない世界を実現しようというイベント、3・1「脱原発パレード」㏌秦野が3月1日(日)秦野駅南口徒歩3分のところにある「おおがみ公園」を集合・出発点として開催されます(雨天決行)。時間は13時30分から15時30分で参加は無料です。
13時30分から犠牲者の方々への黙とうなどを行う出発式が行われ、パレードは14時出発となります。コースはおおがみ公園から秦野駅北口、秦野大橋、本町四つ角、本町公民館前、さかえちょう公園前、本町四つ角、片町通り、秦野駅北口と回り、おおがみ公園に戻ります。主催ははだのALLsと「脱原発グリーンパレード㏌はだの」を歩く会。
原発のない世界を目指す
福島第一原発の事故ではその原因が究明されたとはいえない状況であり、いまだに避難生活を余儀なくされている人々が大勢います。昨年には強制起訴された東京電力の旧経営陣3人に東京地裁が無罪判決を言い渡したり、福井県高浜町の高浜原発を巡っては旧助役(故人)が関西電力の役員に多額の金品を贈り続けていたという事実も発覚しています。
主催のはだのALLsと「脱原発グリーンパレード㏌はだの」を歩く会は「政府の成長戦略の目玉であった原発輸出はことごとく失敗に終わっているにも関わらず、国内の原発は再稼働が進められています。事故の教訓は全く生かされていません。太陽光や風力などの自然エネルギーを利用した発電に切り替えていけば、原発事故による生活破壊を防ぐことができます。そして自然エネルギーが作り出す産業による雇用創出などで経済への貢献も期待できます。原発のない安全・安心な社会をつくるためにぜひ声をあげていきましょう」と参加を呼び掛けています。