今年の「鎌倉花火大会」の開催中止が2019年12月25日、同実行委員会から発表された。
1948年から鎌倉の夏の風物詩として、70年以上にわたり開催されてきた同大会。昨年は約2500発の花火を打ち上げ、約13万人が訪れた。
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五輪で警備体制整わず
実行委員会によると、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、市内外から訪れる観覧客の安全を十分に確保できるだけの警察および警備人員の確保が困難な状況という。さらに、花火を打ち上げる台船を停泊する湘南港(藤沢市江の島)がセーリング競技の会場となっていることから通常通りの運用が難しいとしている。
実行委員会は「毎年楽しみにしている方が多い行事のため、日程の変更も検討したが、市内観光行事との重複や地元漁業組合の漁への影響などから総合的に勘案し、中止の判断をした。市民の皆さんにもご理解いただければ」と話している。