県営有馬団地自治会(石塚三郎会長)の50周年記念式典が8日、東有馬のたぬき公園で開催され、来賓、関係者、住民ら約100人が出席した。
当日は式典、立食パーティー、カラオケの3部構成で行われ、参加者らは思い思いに節目を祝った。
石塚会長は「ここまでこられたのも皆が協力的に盛り上げてくれたから。本当に感謝している」と話した。
安心の暮らしへ高齢化対策・防災も
1971年に発足した同自治会。団地建設とともに自治会が発展し、新築当時は入居者の多くは20代だったが、現在は高齢化率が50%を超える。
団地の活性化に繋げようと昨年には空き部屋を活用した「交流カフェ」を開設し、住民の交流の場を作り孤立防止に努めている。開催日には住民が集い、麻雀やビーズ作りなどを楽しんでいる。
石塚会長は「高齢化が進んでいるからこそ防災への取組が大切」とし、防災倉庫の充実や、近隣地域との合同防災訓練の実施など災害対策にも力を入れている。「住民が安心して暮らせるよう今後も皆と協力して取り組んでいきたい」と話した。