丸子6町会(八幡町、丸子通1、山王町1、山王町2、新丸子東、新丸子東2・3)の合同防災訓練が11月9日、上丸子小学校で行われ、住民や行政職員、学校関係者ら約120人が参加した。
1部は体育館で避難所運営会議が開かれ、各班に分かれて校内施設の備蓄品などの確認訓練を実施。校内のどこにどんなものが備蓄されているかを点検しながら、配電盤の切替や駐車場の水洗用トイレのバルブ開閉作業、発電機の操作などを体験した。参加者からは「発電機がある場所は知っていたが、実際にスイッチを入れて機械を操作できてよかった。いざというときにも落ち着いて行動できると思う」という声が上がった。同小では5年生が防災学習にも力を入れており、防災新聞づくりなどに児童が携わっている。今回、代表して児童2人が食料班のメンバーに加わって活動を共にした。
2部は災害弱者の避難誘導と地域の被害状況の伝達訓練。正午に区内で震度7の直下型地震が起こり、人的被害や火災が発生したことを想定し、トランシーバーで被害状況を通信しながら搬送作業に取り組んだ。
この訓練をとりまとめた石井彰さんは「6町会が一つになって訓練に取り組めたことに大きな意味がある。もしものときには地域全員の力が必要になる。こうした防災訓練を繰り返すことが、災害発生時に役立つ」と力を込めた。