22人の音楽家たちがテレワークでアカペラを披露する動画が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。
発起人は、横浜市緑区内で音楽教室を主宰するシンガーソングライターのみのりさん。新型コロナウイルスの影響で、ライブ活動などはすべてなくなったという。また、音楽教室は、対面での指導を辞め、オンラインレッスンで行っている。そのような大きな変化のなかで、「今だからこそ、届けられる音楽があるのではないか」と考えた。ライブなどで共演の多いトランペット・オカリナ奏者の茨木智博さんと話しているうちに、テレワークアカペラを思いついた。
周りの音楽仲間に声をかけると、「面白い、やりたいね」と多くの人が賛同。1週間で22人の音楽家の参加が決定した。
選んだ曲は「時代」
選曲は「時代」。「そんな時代もあったねと、いつか話せる日がくるわ」–。中島みゆきさんの名曲の歌詞が現在の状況にしっくりときた。対面では一度も会わずに、約1カ月で動画は完成。5月20日に公開すると、「涙が出てきた」「元気をもらえた」などと多数のコメントが寄せられたという。
みのりさんは「工夫次第で、色々なことができる。みんなが知っている曲なので、多くの人に見てもらいたい。前を向くきっかけに動画がなれば」と笑顔を見せた。
動画は、ユーチューブで「テレワーク アカペラ 時代」で。