横浜市歴史博物館は、6月2日にリフレッシュオープンを迎えた。これは昨年の8月から行われていた改修工事後初の開館。
本来ならば4月から再開予定だったが新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館が続いており、約10カ月ぶりの再開となった。井上攻副館長は、「コロナの影響でオンラインのサービスが増えてきたが、やっと本物に触れる機会を提供できて嬉しい。当館に足を運び本物に触れて感じてほしい」と笑顔を見せた。
場所や時間を限定し感染防止対策を行いながら開館している。「当面は制約がありご不便をおかけすることもあるが、状況を見ながらサービスを広げていきたい」と話した。
企画展「明治・大正ハマの街」
現在同館では、横浜市新市庁舎完成記念として「明治・大正ハマの街」と題した企画展が行われている。新市庁舎建設地の洲干島遺跡で発掘されたガラス瓶や洋食器などが展示されており、約100年前の横浜の様子を感じることができる。
発掘作業にも参加した同館学芸員の橋口豊さんは「新たな発見もあった。やっと見せることができてほっとしている」と安堵の表情を見せた。
開館時間など変更する場合もあるので、来館前に問同館【電話】045・912・7777またはHPで確認を。