八王子市寺町出身の写真家、薄井大還(たいかん)さん(渋谷区在住・80)が写した歌舞伎役者、十二代目市川團十郎さんの写真展が6月27日(土)まで、千代田区東神田で行われている。
タイトルは「天と地の境で」其の2-魂の叫び・十二代目市川團十郎-」。会場は馬喰横山、馬喰町駅からそれぞれ徒歩2分の「KKAGギャラリー」(千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビル405 )。
35年にわたり撮影
薄井さんは團十郎さんが「海老蔵時代」の頃から35年にわたり、その「人生歌舞伎」を写してきた。今回の展示について薄井さんは「一般の方々が目にすることができない、舞台ではなく楽屋の姿で、景清の隅取りメイクから衣装の着付けなど、徐々に変わっていく様子や舞台後の息を殺しての隅押し」などを「写真家の実力で表現した」と話す。
「小さな画廊ですが、清らかな空気の中でゆっくりご覧ください。私は木、金、土の3時から6時は会場にいる予定です」と来場を呼び掛けた。