小田原市はこのほど、小田原らしさを打ち出して新型コロナウイルス対策を伝えようと、風魔忍者を題材にした啓発イラストを作成した。国が示した「新しい生活様式」への理解を深めるほか、小田原観光促進も狙い。
ユニークな「忍術」で対策を
戦国時代、小田原北条氏を陰で支え続けたとされる風魔忍者。市が作成したイラストでは、「風魔忍者の『新しい生活様式』指南〜お買い物編〜」と題し、「等間隔の術」(手裏剣が当たらないぐらい十分な間隔をあけること)など、ユニークな「忍術」で対策を呼び掛けている。
また施設や店内の床に貼り、ソーシャルディスタンス確保に活用してほしいと、忍者の足跡を描いたイラストも作成。イラストはいずれも市HPからダウンロードできる。
市によると、すでに小田原駅の一部の清算窓口の床などに設置されており、市の担当者は「足を止めて見て楽しまれている人もいる。より多くの人に活用してもらえれば」としている。