道路に70人分の店頭席を設置
東通り商店街では、毎日道路に70人分の店頭席を設け「秋空ビアガーデン」を実施しています。
11月30日（月）までの期間、商店街の飲食店35店舗が参加。各店舗の営業時間に合わせて午前10時から午後10時まで。雨天の場合は店内営業のみ。商店街全体で店頭席を展開するのは、小田原市内で初めの試みなんです。
規制緩和活用で試行錯誤
飲食店等の新型コロナウイルス感染防止対策を支援するために、６月に国土交通省が、７月には小田原市が道路占用許可基準を緩和する緊急措置を開始。これを知った同商店街にある彩酒亭洞の店主・二見洋一さんが「店内の密を避けるために取り組めたら」と路上を利用した販売促進を発案しました。
小田原市の協力のもと実現へ向けて動き出しましたが、道路幅７・５ｍの同商店街で「歩道」と「車道」を確保するためには課題が多く、２カ月以上試行錯誤を重ねました。
さまざまな条件を満たすことで、ようやく実施が叶った秋空ビアガーデン。十分な歩道空間を確保するため、座席は基準よりも小さな１ｍ×２ｍに収めています。道路の両脇に間隔をあけながら配置することで、歩行者と車の通行を妨げないようにも工夫。また、店頭席では各参加店の飲食物を自由に購入し、楽しむことができます。
二見さんは、「コロナ禍で大変な日が続いていますが、お客さんに安心して楽しんでもらえたら」と話しています。
