現在、大規模改修のため休館中のパルテノン多摩。施設の周辺は工事用のフェンスで囲われているが、大階段前のフェンスに巨大な絵がお目見えした。
この絵は、パルテノン多摩開館時(1987年)に記念事業として世界的なポップアーティストのキース・へリングを招いて、462人の子どもたちと制作した『ぼくのまち』という名の作品だ。
現在休館中
パルテノン多摩共同事業体では、現在休館中ではあるものの、市民に施設への興味と、リニューアル後への期待感を持ってもらうと同時に、休館中でも活動を行っていることを知ってもらうことを目的に、今回の作品の掲示を企画。「腕を組みながらみんなで街を楽し気に闊歩する姿は、見ている方を元気づけてくれる。その躍動感や力強さを感じてほしい」と原寸大で掲示されている。
パルテノン多摩共同事業体は「子どもたちの未来や希望、社会の多様性といったキース・へリングの思いを表したこの作品を多くの方に見てもらえれば。キース・へリングの精神や多様性をテーマにした事業を再開館事業として検討していきたい」と話している。
なお、同作品の掲示は来年3月頃までを予定しているという。