市内420の寺院が所属する横浜市仏教会(佐藤功岳会長)が2月15日から弁当を無料で配布する食事支援活動を始めた。3月19日までの間の月・水・金曜日に5つの寺院でそれぞれ3回・合計15回に渡り弁当を配る。時間は午後3時から5時までで50食程度の配布を予定している。
配布対象は設けず
同会では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が再発出されたことを受け、支援活動の検討を開始。当初、コロナ禍で生活が困窮している家庭などを対象とする方針だったが、「現状を鑑みると国民すべてが困窮者ではないか」と判断し、配布対象は設けず食事支援を求めるすべての人に届ける形をとった。配布される弁当は地域内の事業者から購入する。
佐藤会長は「仏教徒としての自覚と責任として、どのように社会に伝えていくか考えた結果、このような取り組みとなった。慈悲と布施行の実践。困っていれば来場していただきたい」と話している。
配布場所と日にち
- 常照寺(南区南太田1の24の41)2月19日
- 弘明寺(南区弘明寺町267)2月22日・24日・26日
- 香象院(保土ケ谷区岩間町2の153)3月1日・3日・5日
- 本覺寺(神奈川区高島台1の2)3月8日・10日・12日
- 専念寺(鶴見区市場東中町3の18)3月15日・17日・19日。
問い合わせは事務局【電話】045・231・7590へ。