全国観光土産品連盟による第61回全国推奨観光土産品審査会で、小田原市浜町の(有)早瀬幸八商店の干物商品2品がグローバル部門の推奨品に選ばれた。同部門では訪日外国人に薦めるのにふさわしい、地元ならではの土産品が認定される。
同店から選ばれたのは「戦国武将干し」と「小田原を鯵わおう(豆あじ)」。同店の早瀬静佳さんによると「戦国武将干し」は、通常1時間半ほど干す工程を1晩掛け、長時間干すことで「水分が抜けて、より旨味が増す。表面に照りが出て美味しさが凝縮」される。また「小田原を鯵わおう」は、アジの幼魚の開きで、「骨が柔らかいので、頭から尾まで食べられる」と人気を博し、2004年には全国審査会で東京都知事賞も受賞している。
早瀬さんは「小田原と言えば干物とイメージしてもらえたら嬉しい。地域の良さを多くの人に知ってもらえれば」と喜びを語った。
アジ練り込んだ商品も
さらに、市内では同店のアジのほぐし身を練り込み、柚子胡椒を加えたユニークな商品が販売されている。江之浦のパン屋「麦焼処 麦踏」では1月末から、早瀬幸八商店とのコラボ商品「パン屋のせんべえ」を毎週月曜午後に販売。一昨年の「おだわらパンまつり」で人気となった商品で、麦踏の店主・宮下純一さんの打診で再登場した。宮下さんは「お酒のおつまみに人気」と話している。