神奈川県の南西部に位置し、南北に約7㎞、東西に約1㎞、相模湾に突き出した小半島から構成される真鶴町。港町の生活風景を守る独自の「美の基準」が、若い世代の共感を得て移住者が増えているエリア。
昨年1月から移住した中村竹夫さんもその魅力を感じたひとり。「のびのびとした環境で子育てをしたい」と家族で町を訪れ、「ひと目で気に入り、そのまま移住を決めてしまった」と言います。「都内と比べても不便はないですね。ベビーカーを脇に抱えて急いで買い物をしていた頃と比べると、ゆとりがあって逆に便利かも」と町での暮らしを楽しむ中村さん。
さらに、町内に書店がないことを知り、昨年9月に移動本屋「道草書店」を開業。町内外のイベントにも数多く出店し、地域のコミュニティづくりにも一役買っています。
「人と人とがゆるやかにつながれる。時間が経つにつれて、魅力が増す町です」とにっこり