鎌倉市役所1階の廊下に、新しい木製ベンチが設置された。フランスセーリングチームのホストタウンを務める鎌倉市とフランスの友好を象徴するロゴマークが描かれているこのベンチは、県立藤沢工科高校の生徒が製作。同校3年生が履修する「課題研究」の授業の一環で、「木材加工」を選択した13人で、3つのベンチを仕上げた。
製作期間は4カ月。老若男女が安心して利用できるようにと角を丸くし、木を組み合わせて強度を高めるなど工夫。木の温もりを生かした横65cm、縦105cm、高さ42cmの立派なベンチが完成した。リーダーを務めた森内剛さんは「一生懸命作ったので大事に使ってくれたらうれしい」と話した。
市役所のほかに、鎌倉体育館卓球室にも同様のベンチが設置されている。