幸高生が提案、美化活動で若者の町内会参加を<幸区町内会連合会>

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発表を行う薄田班のメンバー

 市立幸高校の総合学習、「幸探究」の発表会が2月4日、幸区役所で開催された。その中で普通科2年生薄田龍輝さんをリーダーとする班は、高校生の目線で考えた町内会・自治会活動を若い世代にアプローチするための提案を行った。

若い世代が地域活動の活性化のために何ができるか

令和2年に幸区役所が実施した区民アンケートでは、若い世代の町内会加入率低下が顕著に表れている。役員の高齢化や活動の担い手不足が深刻で、地域の繋がりの希薄化も懸念だ。防災や地域包括ケアに対する地域の取り組みが喫緊の課題で、同班は若い世代が地域活動の活性化のために何ができるかを考えた。

当初、町内会が店を経営し、地域住民同士の触れ合いの場を作るといったアイデアもあったが、費用面等を考慮すると実現が困難だった。そこから、町内会長へのインタビューや区役所への調査を重ね、イベントや美化活動に若い人の力を必要としているという町内会のニーズが判明。「日頃から地域と学校との協力を進めることで、そうした課題を解決できるのでは」と考えるに至った。

町内会とコラボイベント

薄田さんは幼少期に地域の祭りに参加していて町内会に興味はあったが、自身が成長するにつれて町内会活動から遠ざかってしまった。そこで、入学後も地域と関わりが途絶えない環境を整えるべきだという意見を出した。また、高橋幸之介さんは自然保護に対する関心から、地域の美化活動に興味を持っており、手伝いたいと考えている高校生は他にもいるはずだと考えたという。

そこで出た案が、町内会と定期的にコラボレーションした美化活動等のイベントを、地域の小中学校や高校の委員会と連携して行うことだった。滝川柊さんは風紀委員として幸区役所と協力して自転車事故防止の啓発活動にあたった際に、地域の役に立つ喜びを感じたことから閃いたという。「この取り組みを通じて子どもたちがまちに対して愛着を持ったり、町内会活動を身近に感じたりすることで、将来的に町内会の活動の担い手となっていくと考える。長期的に見れば若年層加入率の低下や担い手の高齢化等の解決に繋がるのではないか」と語った。

この発表を受け、インタビューに協力した神明町町内会・小泉正敏会長は、「地域活動がマンネリ化しつつあるという声もあり、多様化するニーズに対応するためにも若い人の力を借りたい。積極的に参加して頂いて、地域に溶け込んでいってもらいたい」と語った。

地域一丸が鍵

新型コロナウイルスの影響で町内会活動も自粛・縮小に追い込まれている。今後、町内会と若い世代が互いに助け合い、地域で一丸となってまちの活性化を目指していく取り組みの必要性は一層高まっていく。もっとも、部活動や定期試験・受験勉強といった高校生ならではの事情もある。より参加しやすい運営方法を模索し、若者を巻き込んだ町内会・自治会活動の展開に繋げていくことが期待される。

川崎市町内会・自治会ページ

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044-556-6609

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公開日:2021-02-26

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