藤沢に伝わる「五頭龍と弁天様」がアニメ化された。日本財団主催の、全国の民話を通じ子どもたちへ海の文化を伝える「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環。22日には実行委員会が鈴木恒夫市長を表敬訪問し、完成作品を披露した。
地域の守り神になったというストーリー
「五頭龍と弁天様」は、深沢で水害を起こしていた龍が弁財天に一目惚れし、改心して夫婦となり、ともに地域の守り神になったというストーリー。アニメでは、江の島誕生にまつわる伝承とともに、いけにえに捧げられるはずだった子どもたちが救われたことから「腰越(子死越)」の地名となった伝承も合わせて紹介されている。
プロジェクトの認定委員長を務めたアニメ監督・プロデューサーの沼田心之介さんは「私も湘南出身。今回の制作にあたり、地域から非常に多くの協力を得られありがたい」と話した。
同プロジェクトは18年に開始以来、これまで10作品を作成。神奈川県の民話は今回が初となる。
随時上映予定
完成した作品は、藤沢市役所本庁舎エントランス、市観光センター、片瀬江の島観光案内所にて随時上映予定。
3月27日 tvkで放映
また、3月27日(土)の午後6時30分からテレビ神奈川「カナガワニ海スペシャル」にて、作品フルバージョンと、民話にまつわる江の島の名所を紹介する特別番組が放送される。
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