湘南助産師会(齋藤弓子会長)は、茅ヶ崎・藤沢・平塚、そのほか周辺地域を含むエリアを中心に活動している開業助産師、勤務助産師、潜在助産師から成り立つ組織です。会員同士がお互いの活動内容を共有したり、子育て中の方が笑顔になれるようなイベントの企画をしたり、困ったときに助産師につながりやすい環境をつくることを目指し、2020年4月に設立しました。
「行政の壁」取り払って
これまで同地域には、茅ヶ崎助産師会と藤沢助産師会があり、平塚や周辺には組織自体がありませんでした。そんな中、出産後1年未満の母親と乳児に対し、心身のケアや育児サポートなどを行う「産後ケア」が2019年12月に市町村の実施努力義務になったことから、湘南地域でも行政の枠組みを超えて進めていくのが理想的だとし、この中でも積極的に活動を行っていた茅ヶ崎助産師会が中心となり呼びかけを行い、「湘南助産師会」が誕生することになりました。
齋藤弓子会長の紹介記事はコチラ(https://www.townnews.co.jp/0603/2020/07/17/534811.html)
ママたちの役に立ちたい
主な活動内容は、・ベビーマッサージ・命の学習・さんばテント(毎年5月5日「国際助産師の日」近辺で開催するイベント)・お産カーニバル(毎年11月3日「いいお産の日」近辺で開催するイベント)・専門職向け研修企画/運営・防災対策・新規講座企画/運営・産後ケア普及活動などになります。
「助けて」言える場所に
子どもは見ているだけで癒される存在ですが、「楽しい」「かわいい」だけじゃないのが子育てです。近くに頼れる人がいない、夫は忙しくて家にいない、一人きりの子育てに「もう疲れた」という辛い思いをしている方もたくさんいるかと思います。
孤独増すコロナ下の出産 記事はこちら(https://www.townnews.co.jp/0603/2021/01/15/558661.html)
そんな時は湘南助産師会に連絡をしてみると良いかもしれません。育児相談や母乳相談、産後入院やデイサービスなど、寄り添いながら必要とする情報を提供してくれるはずです。【この記事はタウンニュース茅ヶ崎版(2020年2月14日号/7月17日号)掲載分を加筆・修正したものです】