防災パーゴラ=屋根状に組まれた骨組み、つる性の植物を絡ませる棚
神奈川県立東高根森林公園入口のパークセンターから入ってすぐの出会いの広場で、2020年11月から進められていた工事がこのほど完了。老朽化した施設を建て替え、防災パーゴラ(屋根状に組まれた骨組み、つる性の植物を絡ませる棚)などが設置され、3月25日から共用されている。
広場には『テントつきパーゴラ』4基とベンチ6台が設置された。ベンチには『収納縁台』もあり、腰掛部分を持ち上げるとグッズを収納できる仕様となっており、パーゴラのテントが収納されている。平時は広いスペースを確保したまま、非常時にはパーゴラを骨組みにしテントを張り、シェルターとして活用する。脇にはこれらを紹介する看板も合わせて立てられた。
災害時に活用
同公園は広域避難場所に指定されており、パーゴラは大規模地震や風水害などの災害時に活用する予定。平時は今まで通り、広場としての機能を有する。工事面積は約880平方メートルで予算約5100万円。
広場内の舗装工事とオブジェの設置が今年度中に予定されているが、その際は再び共用中止となる。