食料品を「今」必要としている人に届け――。家庭や企業で余った食品を生活困窮者に無償で提供する「フードパントリー」。コロナ禍で需要が高まっており、市内でも支援の輪が広がっている。
3年ほど前から子どもたちに食事を提供する「こどもカフェ」を実施していた教会「オリーブチャペル」では、1月の緊急事態宣言再発令後から同カフェの開催が難しくなり、食料品提供に切り替えた。
地元の協力で集まった食品で
活動を始めると、給食用の食材が余っていた南藤沢の「河野こんにゃく店」やセブンイレブン藤沢駅前店ら地元の協力が集まった。そのほか、セカンドハーベストジャパンやフードバンクかながわなど法人の協力も得て、現在約30人分の食料品が常備できるようになったという。牧師の藤村良彦さんは「今必要としている人がいることは確か。その人の元へ情報が届いてほしい」と力を込めた。
事前予約制で
毎月第4土曜日に配布予定で事前予約制。「必要な場合はいつでも対応します」と藤村さん。問い合わせは藤村さん【携帯電話】090・1052・1730へ。