本厚木駅北口のスクランブル交差点を抜け、一番街通り入口すぐの雑居ビル2階。少し低めの階段を上り始めると、70年代・80年代の昭和歌謡やポップス、フォークソングが聞こえてくる―。ここは知る人ぞ知る厚木の隠れ家的喫茶店『休み屋cafeサンフラワー』。
入り口前のショーケースを覗くと、食品サンプルと一緒に懐かしの玩具とゲーム機を発見。中に入ると4席ほどのコンパクトなカウンターにテーブル席が14席、店内には昭和レトロを感じさせる楽しい小物が満載だ。
《喫煙可》紫煙をくゆらせ、珈琲を味わう
「お気軽に遊びに来てくださいね」。オーナーの西村あやさんが一杯ずつ心を込めてドリップするのがトアルコトラジャ珈琲(400円)。そのほか紅茶やソフトドリンクも400円~とリーズナブル。
また同店は「喫煙可能店」の申請済みで、ゆっくりと紫煙をくゆらせながらくつろげるのもポイント(ただし20歳未満は入店不可なのでご注意を)。※コーヒーチケット(11枚綴り・4000円)も気軽に使えると好評だという。
昭和レトロを楽しんで(ゲームイベントも)
同店は今年で7年、以前は西村オーナーのお母さんが同所でサンフラワービューティークリニックを経営。またお祖母さんは、かつて本厚木で人気の大判焼店「甘太郎」をやっていたというから、懐かしいという人も多いのでは。
オーナーの集めた昭和レトログッズが並ぶ店内、懐かしのゲーム機は使用可能というのも嬉しい。常連さんたちが中心となって行われるイベントや、シニア向けのスマホ講習会なども時折実施(不定期・2021年5月現在はコロナ禍のため中止)。地域に根差したお店として、多くの人に愛されている。
水曜日は三崎港直送の「まぐろ丼」を味わおう
ピザトーストやカレーなどの定番軽食メニューをはじめ、常連客に人気なのが、毎週水曜日ランチ限定の特別メニュー「まぐろ丼」(味噌汁・ドリンク付き、1,200円)。三崎港直送のマグロを使った、ぜひ味わってほしい逸品だ。
テレワークスペースあり〼
昨年11月のリニューアルで店内の一角にテレワークスペース(有料・予約制)を設置。ちょっとした仕事での利用もできるようになったほか、コロナ禍の新しい生活様式に合わせて、アクリル板などで感染防止対策も行われている。
- 幅広い年代に愛される同店、楽しみ方は自由。大人の琴線に触れる懐かしいおもちゃ箱のようなお店を訪ねてみては。