コロナ禍で休館していた西山美術館が６月23日に再開し、現在、特別企画展「第２回現代日本アーティスト展・第２期」を開いている＝写真。８月９日（月）まで。

　「パリからの風、エスプリ香る風景と人」とのサブタイトルが付く同展には、日本全国から選りすぐられたジャンルを超えた作品が揃う。いずれも作品を通じて孤高のエスプリを感じさせる力作だ。「エスプリ」とはフランス語で才気や機知のこと。英語の｢ウィット｣にも置き換えられる。

　出展者は明石露香、秋山正美、アビゲイル、大西久男、倉見思邦、小池亜紀、櫻井律好、鈴木キルト、武内康徳、端山經作、福島輝子、ＫＵＭＩＫＯ ＭＡＭＥＴＳＵＫＡ。絵画や書道、キルト作品などさまざま。現代日本芸術の奥深さを改めて見出すとともに、多くの芸術家が憧憬を抱いてきたフランス文化の真髄が考察できる。「常設のロダンや銘石、ユトリロ作品とともにご堪能ください」とスタッフ。

　同展への問合せは専用窓口（アートラボ内）【電話】０３・３９８４・６２２７へ。ほか問い合わせは西山美術館【電話】０４２・７０８・２４８０へ。月・火曜休館（祝日の場合は開館）。入館料は１２００円。