横浜市青葉区の地産地消を推進するアオバザール合同会社がコロナ禍の卸業者を応援しようと、地元飲食店と協力し10月からワインの通販を開始する。
青葉とワインの神の名を合わせ「アオバッカス」と銘打った企画。同社の社員が持つ酒販免許や販売サイトを活用してワイン販売を請け負うことで卸業者を支援する。
販売のきっかけは青葉台のレストラン「フェリチタ」のオーナー、芝孝輔さんが付き合いのあった卸業者から厳しい経営状況を聞いたこと。酒類の提供が規制されてから月の売上が1、2万円だけということもあったという。この状況を芝さんと交流のあったアオバザールの田原雅さんが聞き、企画を立ち上げた。「地産地消を掲げる弊社にマッチする試み。今回がモデルケースとなれば」と田原さん。芝さんは「コロナが収束しても、卸業者がいなければお店で美味しいワインが飲めなくなる。支援をいただければ」と語る。
芝さんと卸3社が月ごとに厳選したワインを3本セット(8800円〜)で販売。地元産食材の「おまけ」も同封。同店によるワインに合うレシピ動画も公開する。購入は同社のサイトから。【URL】https://aoba-komugi.square.site/