八王子を代表する製造業「内野製作所」による新工場があきる野IC近くに誕生。内野徳昭社長に案内をしてもらいました

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八王子を代表する製造業「内野製作所」による新工場があきる野IC近くに誕生。内野徳昭社長に案内をしてもらいました
あきる野市にできた内野製作所の新工場=同社提供写真

八王子を代表する製造業の一社、株式会社内野製作所(八王子市戸吹町)が2021年9月に新しい工場を建てました。新工場はあきる野市にあり、圏央道あきる野インターチェンジの「すぐ近く」。その真っ白な建物の中では何が行われているのか?レポートします。

同社は自動車メーカーが新しい自動車を開発する際に使う、「試作ギヤ(歯車)」を作っています。それはとても「精密」なもので、作業は1ミリの1000分の1の単位、ミクロンの世界になります。

  • そこまでの精密さに対応できるのは、国内では「ほぼ内野製作所しかない」のが現状だそうです。同社は様々なメーカーの期待に応える技術と工作機器を持っています。なおその様々なメーカーとは、国内の自動車・二輪メーカー全社、海外の超一流自動車メーカーなどです。

エントランスに立つ内野社長。もちろん工場の設計にも深く携わった

新工場のエントランスは開放的な吹き抜け空間で、階段はイタリア家具メーカーによる無垢の木材で仕上がっています。

建物は鉄骨造2階建てで、広さは延べ1990㎡。その中にドイツやスイスなどの工作機器メーカーによる精密な機械が配置されています。スタッフの方々は1μ単位の仕事に集中しています。

新工場の内観

  • 新工場の特徴の一つとして、「湿度の管理」があります。「ギヤの元の姿」を辿ればそれは「鉄の塊」ですが、そこに至る1μ単位の作業の中では、温度や湿度もその品質に影響を与えてしまうそうです。ですので、今回の工場は「クライアントからのさらに精度の高い要求に応えるため」湿度の調整も可能になっています。

工場の2階部分にはミーティングルームや個人ロッカー、休憩室があります。

休憩室でくつろぐ?内野社長

同社は海外メーカーとの取引も多く、内野社長は年間60日程度、海外で仕事をしてきたそうです。同社の工場はその中で見てきたヨーロッパの工場を参考にしていると言います。快適な環境で従業員の方が羨ましいですね。

では、なぜ同社がそのようなギヤを扱うようになったのでしょうか?

  • 内野社長の祖父義治さんは八王子で盛んだった織物業に従事していました。ただ2代目の鐵雄さん(内野さんの父)は第二次世界大戦後、「これからは自動車の時代がくる」と察し、ホンダ2輪のギヤを製作しました。それが試作ギヤ製造のスタートでした。「先見の明」ですね。

内野製作所による試作ギヤ=同社提供写真

内野製作所は2027年に創業100周年を迎えます。内野社長はその節目に向けて、さらにギヤを上げているようです。

住所

東京都八王子市戸吹町2105番地

新工場の住所はあきる野市牛沼字初雁988-1ほか

問い合わせ

株式会社内野製作所

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電話

042-696-6210

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公開日:2021-10-28

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