横浜市瀬谷区で地域活動支援センターやグループホームなど8事業所を運営している特定非営利活動法人大地の会では、グループホームの生活支援員(常勤・非常勤)を募集しています。今回は、大地の会の田中さんと横山さんに、仕事内容や一日のスケジュール、職場の雰囲気などをインタビューしました。さらに、2019年に創立30周年を迎えた同会についても取材しました!
<目次>
1.「入居者の話に耳を傾けて」~仕事内容紹介~
2.「声をかけてもらえるようになった!」~仕事のやりがい~
3.職員の一日のスケジュールをチェック!
4.職場の雰囲気は?未経験でも大丈夫?
5.運営する「大地の会」とはどんな組織?
1.「入居者の話に耳を傾けて」~仕事内容紹介~”]
募集している職種「生活支援員」というと、お風呂や食事の介助などをするイメージもありますが、実際はどのようなお仕事なのでしょうか?
田中さん 「職場となるグループホームの入居者は、精神障がいがありつつも、基本的に自立している方です。なので生活の介助などの仕事はありません。メインにお願いするのは、
- 入居者の通院の同行
- 簡単なお惣菜などの調理や夕飯の買い出し
- 談話室での相談や話をきいてもらう
といったことです」
なるほど!この3点で一番注力してもらいたいお仕事はありますか?
横山さん「特に注力してもらいたいのが、入居者の話をきいてもらうといった点ですね。
- 日々の生活で感じていることや悩みを聴く
- 共感する
- 時には話を投げかける
こんな感じでコミュニケーションを取ってもらいたいです」
なるほど!生活支援員はその人の心と生活に寄り添ってサポートしていくお仕事なんですね!
2.「声をかけてもらえるようになった!」~仕事のやりがい~
仕事内容について分かったところで、実際の仕事のやりがいなどはどうなのでしょうか。グループホームで働くパートのSさん(女性)とYさん(女性)に話を聞いてみました!
Sさん(*学童で働いていたが、体力的に難しくなって今のお仕事に就いたそう*)
「やはり、談話室で一緒に話をしたりすのが何より楽しいですよ。
- 話を聞いてほしい時
- 話しかけてほしい時
- そっとしておいてほしい時
などその人それぞれの気持ちを汲み取ることを大事にしています。最初は間違えることもあるけど、徐々にゆっくりと人間関係を築いてけば良いのかなと感じています」
Yさん(*専業主婦でしたが、お姉さんに誘われてこの仕事に就いたといいます*)
「私も、入居者の方と楽しくおしゃべりできるのが一番です。時々、入居者の方から街中で声を掛けてもらったりして立ち話なんかもすると、心の距離が近づいて嬉しいなと感じますね。」
お二人とも、人と接することが大好きなんだそう!話をしたり聞いたりすることが好きな人が集まっているようです。
3.職員の一日のスケジュールをチェック!
募集要項の勤務時間をみると、主に午後の活動が中心のようです。出勤してからのスケジュールについても聞いてみました!
スケジュールをみると、やはり生活に密着していることがよく分かります!
田中さん 「一緒に過ごす時間が長いので、入居者の方との距離感もポイントになってきます。つかず離れず、適度な距離感でお話しができると良いかもしれませんね」
4.職場の雰囲気は?未経験でも大丈夫?
人と接することが好きな人が多くいるということですが、職場の雰囲気はどのような感じでしょうか?
田中さん 「とても和気あいあいとしています。スケジュールの中で一日の振り返りをする時間(20時~)は、談話室でその日にあったことを話し合ったり、相談する時間です。あまり固い雰囲気ではなく、つらつらとお話しするようなイメージです(笑)」
支援員の仕事が未経験でも大丈夫でしょうか?
田中さん 「もちろんです!人と接することや話すことが好きな人であれば大丈夫ですよ。不安なことがあれば職員にすぐ相談できるような時間も設けてます。抱え込まず、お話ししてください」
現在、職員(非常勤含み)は男性8人、女性35人が勤務しており、約10年近く働いている人が多いそうです。
5.運営する「大地の会」とはどんな組織??
特定非営利活動法人大地の会は、精神障がいがある人が地域で安心して暮らせるように日中活動の場やグループホーム、相談事業などのサポートを展開しています。
2019年に創立30周年を迎え、3つの地域活動支援センター、4つのグループホーム、瀬谷区生活支援センターを運営。地域に溶け込みながら活動してきたといいます。
横山さん 「民生委員の方をはじめ、地域住民の方とともに歩んできました。地域の方の理解やサポートがあってここまで続けられてきたと思います。大地の会として、町内会などの活動にも参加してきました。障がいがある人も、一人の市民であることに変わりないのです。その人が自分らしく生きていけるように、一緒に心に寄り添い支えていきましょう」