「Artist in FAS2021」が10月23日(土)から藤沢市アートスペース(FAS・ココテラス湘南6階)で開かれる。FASが全国のアーティストから作品プランを募集し、制作と発表の機会を提供するプログラムの一環。6回目の今回は66件の応募から絵画、木彫り、インスタレーション、映像などの技法を用いる20代から40代の4人が選出された。
4者4様、3カ月半の集大成――。
栗田大地さんは藤沢滞在で得た「未知」との出会いをクス材に刻んだ。
羅絲佳(らしか)さんは行き交う人々の影を使った映像を階段や踊り場に投影する。
井上拓哉さんは藤沢、広島、福島を旅し絵画を制作、会期中も作品に手を加える。
宙宙(ちゅうちゅう)さんは相模川の水と相模湾の漂流物で空間構成。
4人は、7月から10月中旬にかけて市内や同スペースで滞在制作に臨んだ。担当学芸員は「藤沢に通い続けそれぞれの視点で生み出した作品をぜひ体感してほしい」と呼び掛ける。
観覧無料。午前10時から午後7時(入場は6時45分)。会期は2022年1月16日(日)まで。月曜、年末年始休館。10月30日(土)午後2時から4時にアーティストと審査員のトークセッションをオンラインで配信。問い合わせはFAS【電話】0466・30・1816へ。