12月17日まで南センター
蒔田や旧大岡村などの歴史を学び、地域住民に教え伝える市民団体「南区郷土の歴史研究会」の展示会が12月17日まで南センターで行われている。すでに多くの人が訪れ、地元の歴史について知識を深めた。
同会は約30人で構成。専門家や有識者を招いた講演会を企画するほか、地域を散策し、自分たちの目と耳で正しい歴史認識を目指す。
展示会では、室町・戦国時代に現在の横浜英和学院の敷地内にあったといわれる「蒔田城」を手作りの地図などを用いて紹介。地図には、城主の吉良氏の供養塔が残る勝國寺や鎌倉道から城に通じる唯一の道「つづら折れ坂」など、城址周辺の名所が書かれている。
また、明治から昭和までの大岡近辺の日常風景の写真を展示。施設利用者の興味関心を引く。同会の代表を務める吉田欣司さんは「皆さんが『南区にこんな歴史があるんだ』という新たな発見と驚きを感じ、今まで以上に地元を好きになってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
午前9時から午後9時まで。入場無料。問い合わせは南センター【電話】045・741・8812。