地域に密着し、庭・エクステリア・外構工事を専門に手掛ける「すずらん商事」=鵠沼神明。大手メーカーの建売住宅の外構工事のほか、個人庭の塀や石畳などの修繕まで、熟練の職人7人による「機動力、技術力」に定評がある。2代目代表取締役の島津宏幸さん(43)は「工事の前段階の図面提案から施工まで迅速かつ丁寧に」
島津さんが日々口にする言葉がある。「藤沢の子どもたちは皆、自分の子どものように大切に思う。今できることをやる」。2019~20年、明治小学校で50年以上愛されてきた大型遊具「杉の子山」の修繕プロジェクトに携わった。企業など大人たちが技術と資金で直してしまうのではなく、「次世代まで語り継がれるものに」と、学校やPTAとともに、資金面は募金を募り、地域の方々や卒業生、保護者から協力を得た。施工協力し、児童たち自身が塗装作業する機会を設け、「子どもたちの思い出になったはず。いただいた感謝状は一生の宝物」
もう一つ、大切にしているのが「白旗神社神輿保存会」の会長としての活動。幼い頃、同会二代目会長の父に連れられ、担いで以来の縁だ。四代目を務め、保存会は一昨年40周年を迎えた。元旦祭、7月の祭事に3基の神輿が練り歩く様は勇壮そのものだが、コロナ禍では機会に恵まれず。神輿の練習会もままならない状況下だが、「地域の若い人たちの参加を促す取り組みを」と、会員たちとともに、伝統の継承を考え発信し続ける。
企業紹介
創業35年目。庭・エクステリア・外構工事を専門に手掛けるほか、2020年には明治小の遊具「杉の子山」修繕プロジェクトに施工協力